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週末出張

 木曜の夜から東京は池袋に入って前泊。

 朝一で東武東上線の成増駅まで出向いてお客さんの相続税対策の相談に行ってきました。もう3~4年前に比較的大きな相続対策の手を打ったのですが、さらに追加で何かできないだろうかという事で...。

 成増の駅には小一時間ほど予定より早目に到着しましたので、いい時間潰しが無いかと辺りを見渡してみると周辺地図に赤塚城址という記載が目に入ったのでブラブラと散歩をすることにしました。

 成増の住宅街の中をブラブラと歩いていると、気候もほど良くって最高です。

 結局片道20分ほどで赤塚城址に到着。

 武蔵野の段丘の突端を、根元部分を堀切で遮断して防衛し、他の三方向を段丘の急斜面で守った小さな砦でした。小さな土地の豪族ですから、大きな資本投下をして作った大阪城や江戸城のような完全な城郭ではなく、自然地形を巧みに利用して工作物をできるだけ少なくして防衛効率を上げる工夫を凝らしてなるべく投下資本を抑えるという感じです。

 日本にはこういった類の城址というか砦の跡が2,000とか3,000という途方も無い数存在するのですが、一般に「私はお城が大好きで...。」と自己紹介される方はこういったパッと見にはお城跡なのか単なる山地か森にしか見えないような古城には興味が無くて、天守閣が残っているような大城郭を指して喋っておられる方が多いように思います。

 確かに大阪城や姫路城や彦根城の様に巨大な天守閣を残して(大阪城は再建ですが。)いるお城はまさに「The日本の城」っていう感じがしますが、これらは戦国時代末期或は江戸時代初めに日本中の資本が集約されて巨大な資本投下が成されて作られたものです。

 現代になぞらえてみると、いわばイオンやユニクロやヨドバシカメラといった超巨大資本が作る店舗の様なもので、それはそれでその時代の技術の粋を凝らして建築しているので素晴らしいものには違いが無いのですが、今一私の身の丈には合わずそこまで好きにはなれません。

 どちらかというと室町時代の後半から戦国時代に全国に百出した地域の小土豪が少ない資本で精一杯防衛力を高めるように工夫を凝らした古城が、まるで現代の中小企業の社長がいろいろな制約をかいくぐって精一杯の工夫を凝らした企業経営を営んでいる様そのものに見えて、私の感性にピッタリです。

 あまり赤塚城址でゆっくりと周囲を観察する時間も無く、またインターネットなどでこのお城の時代背景からくるこのお城の建築テーマを調べてこの城を建築した城主の意図を推測するような遊びはできませんでしたが、それでも古城の雰囲気だけは充分に味わう事ができました。

 散歩から帰って待ち合わせ場所でお客さんと再開して、1時間くらい相談に乗って、ちょっと細かいシュミレーションや対策案を後日の宿題として約束して再び池袋に戻りました。



 午後からはTKC全国会の全国理事会の予定なのですが、早稲田リーガロイヤルホテルで13時からという事で2時間ほど時間を持て余してしまったので、これまたちょっと荷物を理事会会場に預けて地図で見つけた雑司ヶ谷の鬼子母神まで散歩に行くことにしました。

 これまた片道15分ほどですが、ブラブラと歩いて周囲の景色を楽しみました。

 こういった中途半端な空き時間ができると持参している仕事関係の書籍を読むか、仕事そのものをすることが多いのですが、ここは東京です。あまり馴染の無い土地に来ているので、ちょっとした探検気分も手伝って遊ばしてもらいました。



 13時から17時過ぎまではTKC全国会の全国理事会。私はTKC近畿大阪会を代表して参加という事ですから、とりあえずこの会議で聴いたことを大阪の理事の先生方に伝える義務がありますから、とりあえずは一生懸命に聴くという事がテーマです。

 取り立てて新しい話題があった訳ではありませんが、経営改善計画策定支援事業(TKC全国会では7000プロジェクトと言ってます)の推進に物凄い力が入っているなあということが一番のポイントなんでしょうか。私の所管プロジェクトでもありますので、何らかの対処策を上乗せして取り組み強化を図る事が必要です。簡単に進むような話でもなく頭の痛い問題ですが。

 17時からは懇親会。

 さらにその後は㈱TKCの大阪センター長のYさんと近所の居酒屋でウダウダと二次会。結局日付が変わる手前まで深酒をしてしまいました。

 いよいよ明後日は大阪マラソンですが、何度かこのブログに書いているように9月末の超過酷な村岡ダブルフルウルトラランニング大会の100㎞が堪えてその後のトレーニングが進まず、仕事もパンパンで心身共に追い込まれ、一週間前のタイの視察疲れが抜け切らずといった感じでほとんどこの一ヶ月は走れていません(先週のごちそうマラソン 27㎞くらいかな。)から、体調的には最低なんですが、それに追い打ちをかけるように深酒をしてしまいました。

 最早ヤケクソに近い感じでマラソン本番に臨むことになりそうです。

 まあ、プロ選手でもありませんし、学生スポーツとして極限状態で臨んでいる訳でもありません。その時々の体調に合わせて楽しんでいけばいいのですが、今回はまったく事前のマネジメントができておらずマラソン本番がちょっと怖い感じです。

木曜日の仕事

 今日は朝一から終日新大阪のビジネスホテルで企業再建についてのセミナー受講です。

 ちょっと早目に事務所に出向いて、あれやこれやの電話やスタッフとの個別の打ち合わせを終えてバタバタと新大阪に向かいました。

 この企業再建というテーマは答えとしてこれといった定型パターンがある訳でもなく、金科玉条の様にとどめのセオリーが存在する訳でもなく、そのケース、ケースで応えは千差万別なだけに難しい問題だなあと毎度セミナーに参加して感じます。

 必ずその時代、時代の政府や法律体系が意図している形が背景にはあるのですが、そのお客さんが置かれた状況や取引の相手、金融機関それぞれの個性などが複雑に絡み合って答えは千差万別です。

 基礎的な知識を要求されることはもちろんなのですが、臨機応変に対応できる柔軟性を強く要求されるもので、本当に難しいなあと思います。



 セミナー終了後、そのまま新大阪駅に向かい17時前の新幹線に飛び乗り東京出張の前泊に向かう最中にこの記事を書いています。駅弁を食べて、ロング缶のビールを飲みながら、ボーッと緩い時間を過ごしているところです。

 最近の新幹線の「のぞみ」は車内でパソコンの電源が取れるので、こうして電池残量を気にすることなくパソコンを扱う事ができて快適です。時代は徐々に進歩して、本当に便利になっていくなあと思います。

水曜日の仕事

 水曜日。

 朝一で。梅田にあるお客さんの所に某都銀の担当者の方をお連れして新規融資の打ち合わせです。

 会社の方で資金ニーズがあって、あれこれ考えたのですが要件的にはなりそうだったので某都銀さんを御紹介しました。最終的な融資判断はこれからですが、資金調達の機会を少しでも広げられたら嬉しいなあという感じです。



 昼前に先方さんを出て、その足で某ハウスメーカーに出向いて金融機関から転籍してきた方と面談をさせてもらいました。私自身はTKC近畿大阪会の提携金融機関との交渉窓口の役割を頂いているのですが、金融機関の本音が今一分かりにくいので下知識を得るために接触させてもらっています。

 こういう任意団体の役職ですから例え上手く行かない事案でも凄い責任追及がある訳でもなく、漫然と役割をこなしておられる方もおられるのですが、やっぱり中途半端な動きをするのが嫌なので結果はともかく尽くすべき努力はするべきだと思っています。いろいろと細かな不満を思う事もあるのですが、そういった部分は役職を受けた以上はちょっと棚に上げて...。



 昼過ぎからはTKCの中堅大企業研究会主催の移転価格税制の研修会に参加。やっぱり会計事務所は知識の仕入れが命ですから。ただ国際税務はまだまだうちの事務所では該当事例が少ないのでピンと来ない部分も多いのですが、真面目に勉強するしか方法はありません。

 

 夕方に事務所に帰って、その足で神戸にある医療グループのクリニックさんたちの決算見込みの打ち合わせに向かいました。

 いつも先生自身の夜診があるために打ち合わせが20時前からになります。

 今月の打ち合わせは比較的スムーズに終わって事務所に戻ってきたのは22時過ぎ。



 何だかあれもこれもと用事に振り回されて慌ただしい一日でしたが、まずまずそれぞれの用事自体は充実した展開でしたので今日のところは○

タイから朝帰り あ~しんど

 バンコクから深夜便に乗って関西国際空港へ朝帰り。

 7時頃に帰国して、帰国手続きを済ませて8時前後には視察ツアーは解散。私はそのまま関西国際空港から伊丹空港へ向かう連絡バスに乗りこみました。大阪から行っている私たちは関西国際空港まで帰ってきたら自宅まではもう一息ですが、広島や九州の鹿児島や大分から来られた会員先生はここから自宅までがまた旅のようなもんですからその熱意には頭が下がります。

 自宅には9時過ぎに到着。

 手っ取り早く荷物を片付けて、朝風呂に入ってスッキリして朝ご飯を食べて、しばしゆっくりとしていると猛烈な睡魔が襲ってきました。飛行機内では眠ったか眠っていないのかよく分からない程度の浅い眠りでしたから無理もありません。また、バンコクの視察、研修も結構なハードスケジュールだったのでそれ自体の疲れも一気に噴き出した感じです。

 今日の予定は夕方からお客さんのところに訪問というのが一件だけでしたので、とりあえず数時間は眠ることに...。

 昼頃に目が覚めた時にはそのお客さんの都合で日程変更の依頼が来ていましたので、ホッと一息。結局、夕方頃まで眠り込んでしまいした。やっぱり無理が続くと若い頃のようにそれを無理に押し切っていくほどの体力がありません。トホホ。

 夕方から事務所に出向いて溜まっていたデスクワークをしますが、やっぱり疲れが溜まっている感じでさっぱり能率が上がりません。とにかく優先度の高い仕事だけは何とかこなして、20時頃にはまだまだ残業を頑張っている嫁さんを事務所に残して早々に帰宅。「ケン」の散歩だけは済ませて、そのまま再び眠りの世界にドップリと浸かりました。

 あ~、しんど。

ごちそうマラソン

 強行日程のタイ視察から帰ってきた翌日ですから疲れが抜けていませんが、それでもグッと我慢の子。遊びの時は仕事の時とは別のエネルギーが湧いてくるもので...。

 日曜日は早朝から、その名も「ごちそうマラソン」に嫁さんといつものラン友のSiさんとSaさんの4名で出場してきました。

 受付は8時頃からという事で自宅はちょっと余裕を見て6時半頃に出発。昨夜は早い時間に就寝をしたにもかかわらず、かなり疲れが溜まっていましたが、我慢。我慢。

 メンバーの集合場所は8時15分に受付前ということでしたが、30分ほど早目に最寄りの地下鉄中央線の朝潮橋に到着。時間潰しにコンビニで朝食を済まそうと立ち寄ったところ、Siさんが一足先にテーブルに陣取って簡単な朝食を食べていました。そのまま合流して朝食を食べ始めるとほどなくSaさんもその場に顔を見せたので、予定よりかなり早目に4名合流です。妙に気が合うというのか何というのか...。

 「ごちそうマラソン」とは、その名称からしてユルユル系のマラソン大会だという事が知れると思いますが、大阪市の港区、此花区、西区、大正区を縫うように走り、途中の商店街で設けられたエイドステーションで豪勢なエイド食を食べまくろうという何とも言いようの無い企画です。

 大会開催前に主催者が喋っておられましたが、走行距離ですら「当初24㎞と信じられていたところ、後日真面目に測ってみたら27㎞でした!」 

 参加者一同 爆笑!

 ってな具合のいかにも大阪で行われる遊びモード全開のマラニック大会です。東京なんかでこんな台詞を主催者が吐こうものなら損害賠償もの??? まあ、大阪人としては笑って済ませるところです。

 公道を走るのですが、車両の通行規制は一切されていないために歩道を走る事がルールですし、辻々を渡る際には信号厳守。エイドではベッタリと止まってしっかりと補給食を食べる。ってな具合ですが、参加者の皆のマナーも良くてがめつく信号無視をするランナーも見かけず大人のマラソン大会だなあと思いました。大阪人って意外にマナーがいいもんです。はい。

 ランニングのペースは本当にユルユルで7~9分/㎞くらいですから、全く心身に負荷がかかりません。さすがに20kmを過ぎた頃には脚にも一定の疲労感が来ますが、それでも大したことはありません。たかだか27㎞を5時間程度かけて走るのですが、走るという表現が正しいのかどうか...? ゴールしてもタイムの計測も無く、本当に純粋に走るという行為を楽しむ大会なんだと思いました。

 9月末に村岡ダブルフルウルトラランニング大会で100㎞の超山岳コースを走り切ってから肉体的な疲労感も抜け切れず、さらにその後の仕事がきつくって、最後にタイの視察旅行のダメージが覆いかぶさるような形になって気分的にはあまりランニング気分ではなかったのですが、こんなユルユル気分の大会なら苦も無く走れます。

 まあ疲れた心身の保養には最高の大会だったんじゃないかなと思います。

 大会中は終始4名で行動を共にして走りましたが、お互いに喋ろうと思えばいくらでも喋れる程度のスピード感ですから、楽しみ方は千差万別。私は一旦走り出すと無口になるタイプですから、黙々と走っていましたが、大阪の西部をグルリと回って数々の商店街を潜り抜け、見知らぬ景色、意外な景色にも出会えました。

 大阪中央体育館に始まり、海遊館、天保山、天保山から桜島への渡船、ユニバーサルスタジオ、源兵衛渡しの川底を潜る隧道、靭公園、大阪ドームetc。もちろん以前から知っているところもありましたし、初めて見る穴場も...。

 この大会の売りであるエイドに出てくるご馳走ですが、...。豪華に数多くの料理が供されていましたが、今一物覚えの悪い私ではとても書き切れません。その辺りの報告はエイド通のSaさんに譲るとして...。まあ、普通のマラソン大会ではなかなか出てこないものばかりです。

 何だかリラックス気分で走り終え(嫁さんはかなりしんどそうでしたが。)、そのまま大会の割引券を利用してゴール地点の近所の銭湯でゆっくりと汗を流して気分は最高です。

 マラソン大会というと一生懸命に額に皺を寄せて走る、頑張るというのが一つのスタイルですが、こんなユルユルの大阪スタイルも捨てたもんでは無いなあと思いました。

 銭湯で身綺麗になってからは、そのまま4名で天満に向かい他のラン友のKさん、Mさん、Aさん、Hさんと中華料理屋で合流して村岡ダブルフルウルトラマラソン大会の反省会と今日の報告、そしていつものウダウダ話...。まあ、走る事も楽しいのですが、こうしてラン友とウダウダとだらしなく飲み騒ぐのはもっと楽しいもので...。


 

会計事務所のタイ進出について

 タイにやって来て3日目にして、現地視察も終えていよいよ日本に帰ります。夜中にバンコクを出発して狭いエコノミーシートに悩まされながら早朝に関西国際空港到着というハードスケジュール(来る時も深夜便に乗ってバンコクに早朝到着でした。)。54歳のジジイにはちょっと辛い旅程です。

 飛行機内でもあまり深い眠りも期待できなかったので浅い眠りの合間につらつらと考え事。



 今回はTKC会員の得田税理士がバンコクに会計事務所を開業して、何とか1年半にして事業も軌道に乗り出したという状況の中で私たち10名ちょっとのTKC会員をアテンドしてくれたのですが、まずもってそのことに対して彼への感謝でいっぱいです。

 本当にきめ細かく我々のニーズを汲み取って視察場所や研修内容を選定してくれたように思います。

 これは日本にいてインターネット等の情報だけに頼って視察ツアーを企画しても、とても今回の幅広で濃密な企画には至らないことだと思いました。やっぱり現地で日本とタイを行き来して1年半の間、苦労を続けたという経験がものをいう部分ですよね。



 また、大阪で税理士事務所を開業している傍らでタイでも会計事務所を立ち上げるという彼のエネルギッシュな行動力にも脱帽です。本当に凄いと思いました。

 漠然と見知らぬ外国で会計事務所を零から立ち上げる苦労をイメージするのと違って、彼の肉声でその苦労の一つ一つを現地で教えてもらえたことで、よりリアリティーを持って理解することができました。何事も新規事業を立ち上げるにあたって苦労はつきものなのですが、そんな一般論ではなくて個別具体的な話で理解できたことは大きな意味があると思っています。

 私自身も、経済的に閉塞感が出てきている日本だけではなく、まだまだ右肩上がりの成長性を持っているアセアン諸国に進出してその成長力の一端でも事務所経営に取り込もうかななんて気楽に思ったりすることもあるのですが、そんなちょっとした思い付きだけでは物事が成就するはずもないことを当たり前のことながらに実感ができました。

 彼のタイ事務所の損益構造なども現地で聞いているとその実態がリアルに想像ができる(さすがにその辺りは専門家の端くれですから。)のですが、決して現時点で今まで投下してきた苦労に見合うだけの利益が確保できているものではなくて、彼が将来的に何とかこのままのスタイルで成長していけるという見込みができたという意味で軌道に乗ったと話しているのだと理解しました。

 私的に考えると、それくらいの利益を獲得するのであれば日本でやっていてもさほどに難しい話でもなく、効率を考えると何もわざわざタイに出かけるほどのことでもないなあと思うのですが、今後10年、20年後の事務所の将来を見つめた場合の見込みで考えると魅力はたっぷりです。

 我が事務所の経営資源を思うと、現時点ではとてもそちらに人的エネルギーを透過する余力もなく、まだまだ日本国内で専門性を確立していかねばならない分野は山積してます(大企業税務及び会計、公益法人会計、経営再建、資産税など多方面に手を広げて動いているので、それぞれをしっかりとしたポジショニングに確立するのにものすごい労力を要求されています。開業当初に比べて規模が大きくなって、分野も多方面にわたるようになった分でまさに手一杯という感じです。)から今すぐタイ進出なんていう選択肢を選びようもないのですが、今後何年間かかけて事務所の組織的な経営を確立した先には魅力的な選択肢かもしれません(その頃には既に時期を逸しているのかもしれませんが。)。

 私自身が40歳前後の時は今の会計事務所経営と監査法人の代表社員就任という二足の草鞋を履いて、大きな経営成果を上げていましたが、今の時代であればひょっとしたら今の会計事務所経営とタイ現地の会計事務所経営の二足の草鞋を履くといういささか無理気味な道を歩んでいた可能性も十分あるなあと思いました。

 彼のタイ進出は当初の動機は気高い思いはあったものの、後から考えると蛮勇の部類に属する勇気に背中を押された部分もあるやに聞きましたが、新規の事業など所詮はその蛮勇の気こそが決定的に重要な要素だったりします。

 私の事務所でも持ちうる人的エネルギーを幾許かでも投下できる状況が生み出せたなら、残る問題は経営責任者である私自身がもう一度その蛮勇の気を発揮できるか否かということにかかってくるのだろうななんて思います。要はジジ臭く評論家口調で物事を喋っているのではなく、無謀と呼ばれても飛び込んでいく若者のエネルギーをその時に持ち得るであろうかという問題である気がします。

 もう世間的にはだれが見ても立派にジジイ世代に突入している私が「そういった若者の気を発揮できるのか?」という問いかけに瑞々しい感性でもって前向きな回答ができたなら、自分的には自分自身が好きになれるのだろうなあなんて思っています。



 まあ、事務所の海外進出なんてここ数日で答えを出せるような問題でもなく、まずは日本国内でしっかりとお客さんに愛されるいい会計事務所を作り込んで、何とかなるなあなんて目途を付けないと、「二兎追う者は一兎も得ず。」なんてことになりますから目先の経営課題に全力をかけるべきですが、その間も情報収集を続け、決して視線を切る事無く頭の隅でこの問題を転がし続けることが重要なんだなと考えています。

 当面はこういった海外の税務や会計、金融さらには経済の情報を収集し続けて我が事務所のお客さんが海外のお客さんと取引をしたり、海外進出をした場合にこういった方面でスムーズに支援策を検討できる能力を身に着けることが喫緊の課題であることだけはしっかりと認識できたことが、現実的には一番身になったと思える事ではありますが(これがまた難しい事なんですが。)
  

 

阪神、日本シリーズ出場決定!

 この週末に、阪神タイガースが戦前の予想を覆して、クライマックスシリーズでリーグ優勝を果たした王者 読売ジャイアンツを4盾して日本シリーズ進出が決定しました。

 タイに会計や税務の関係の視察に行って全く阪神タイガースの事を気に掛けない状態で帰阪してきて知ったのですが、まあビックリです。

 読売ジャイアンツを下したことも驚いたのですが、まさかの4連勝(読売ジャイアンツには全く同情してしまいます。彼らにしたら何で急に強くなったん?って感じだったんでしょうね。)。

 クライマックスシリーズの最初の相手である広島カープとの闘いを含めると通算で5勝1分ですから、強い事この上なしです。



 レギュラーシーズンの終盤で全く勝てなくなり、特に読売ジャイアントとの重要な闘いはほとんど取りこぼしが続いていた惨状からは想像もつかない事態です。

 まあ、いかにも阪神タイガースらしい気紛れさ加減です。

 いつも仕事をしながら時折インターネットなどで試合振りをチェックして手慰みとしているのですが、今シーズンを限りに阪神タイガースを気に掛けるのも止めようかなと思わされるほどのだらしなさから一転しての快挙ですから、訳が分かりません。こんな凄い試合運びが出来るのだったら、レギュラーシーズン終盤でももっと頑張れたであろうに...。

 性悪女に引き吊り回される老舗の若旦那って感じでしょうか???



 でもそこは阪神タイガースの凄いところで、このまま日本シリーズに出てまさかの4連敗! 「あのクライマックスシリーズの強さは何だったのか?」ってな事態も充分にあり得る気紛れ球団です。

 嬉しい事は嬉しいのですが、まだまだ気が抜けないなあっていうユルユルの阪神タイガースです。

バンコク視察最終日

 いよいよバンコク滞在3日目。最終日です。

 昨夜は夜中まで部屋で語り明かし、飲み明かしでしたので、朝ランはキャンセル。



 朝一からバンコクから車で一時間ほど東南にあるアマタ・ナコン工業団地へ見学に行きました。

 バンコク市街は高層ビルが立ち並び、交通渋滞が凄まじい大都会ですが、そこから5分も来るまでは慣れると延々と続く田園風景。高低差の無いフラットな大田園地帯が広がります。

 最初のうちはバスの車窓から景色を楽しんでいましたが、あまりに景色の変化が少ないので飽きてしまい日本から持参の小説「蜩の記」を読む事に。
アマダナコン工業団地内の太田テクノパークでの講義風景(ダウンサイズ)
 アマタ・ナコン工業団地は広大な敷地で、端から端までバスで走っても20~30分ほどかかるくらいの規模です。

 今日はその内の太田テクノパークでアマタ・ナコン工業団地と太田テクノパークの説明を受けました。
 
 アマタ・ナコン工業団地はタイ現地の華僑資本ですが、そこで働いている30歳代後半の日本人スタッフが説明をしてくれたのですが、日本を飛び出して伸び行く東南アジアのビジネスチャンスに自らの可能性を掛けている姿が格好良く見えました。

 「青年よ、荒野を目指せ。」って感じです。



 昼からは今回のツアーを終止世話してくれた得田税理士の個人事務所であるA&A会計事務所の見学と人材派遣会社のタイの求人情報の説明です。
A&A会計事務所全景
 これがA&A会計事務所の全景です。

 タイ人スタッフも含めて8名程度おられるようです。

 事務所を零から立ち上げて1年半でここまでされたのですが、本当に大したものです。




A&A会計事務所 代表取締役がインボイス方式の記帳入力の大変さを伝票片手に力説
 タイでは付加価値税(日本で言うところの消費税)でインボイス方式を採用されているのですが、このシステムが企業の会計伝票作成に大きな負担を与えていてというところを説明している得田税理士。手にしている会計伝票の裏にもたくさんのインボイスが貼られていました。

 一枚の会計伝票に全てのインボイスを添付していかねばなりませんから、時として一枚の会計伝票に20~30枚のインボイスが引っ付けられている事もあるそうです。場合によっては一枚の会計伝票を作成するのに1時間近くかかる事もあるようで...。

A&A会計事務所 スタッフ注意事項
 事務所スタッフに対する注意事項です。

 1.静かに仕事をして下さい。
 2.仕事中にイヤフォンをしてはいけません。
 3.携帯電話はマナーモードにしておいて下さい。
 4.歌を歌っちゃ駄目ですよ。

 何だかほのぼのするような注意事項です。お国柄を偲ばせるような...。



A&A会計事務所 入口
 A&A会計事務所の入口看板。

 何だか格好いいです。うちの事務所もあんな風にしようかな?




 

 
 その後は人材派遣会社の方からタイ現地での採用についての現状のレクチャーです。

 現在、タイでは失業率が0.7%という信じられないような完全雇用状態(統計の取り方の問題もあるように思いますが、それでも雇用が恵まれた状態にあることだけは確実ですよね。)だそうで、結果的には人件費も高騰しているそうです。

 特に日本語ができるとか、経理ができるとか、特定の専門分野を持っているという人の場合には人件費が一気に上がるので、なかなか人材確保がたいへんだとか...。日本ではタイと全く違った要因で人材確保がたいへんですが、内容は所変われば品変わるで...やっぱり優秀なスタッフの確保はいろいろとたいへんなのは世の常なんだなあと思って聞いていました。

 またタイの人たちの気質とか労働観などもいろいろと教えてもらい、参考になったというか国民性の対比のひとつひとつが非常に興味深くて勉強になりました。



 バンコク滞在はわずか三日間という短い時間でしたが、その間に観光をしたりという遊ぶ時間を全くとらず(早朝の視察が始まる前に勝手にランニングを楽しみはしましたが)にみっちりと視察や研修が続いて本当に疲れましたが、これでもかというくらいにタイの国情や会計、税務、金融の実情、日系企業の進出状況とその実態、会計事務所経営の実態や雇用問題などのレクチャーを受けて、何となく現実感をもってタイという国を実感することができるようになったかなという感想を持ちました。

 やっぱり何事も「百聞は一見に如かず」です。日本でマスコミ報道に頼って知った気になっていたアセアン情報の偏りや誤りも知ることになり、現地に来てみて良かったなあと感じました。
 
 

バンコク視察二日目

JETROバンコク(ダウンサイズ)
 バンコク視察の二日目は、まずJETRO訪問です。

 なかなか中小零細企業レベルでJETROさんと縁ができるかというと難しいような気もしますが、バンコクへえ進出している日系企業の状況を詳細に説明頂きました。

 ここには1ヶ月単位でまだバンコク進出間無しでオフィスを借りるのが難しいような状況の会社へのレンタルルームもありました。所謂進出準備室向けの賃貸物件です。

 日本政策金融公庫バンコク駐在所(ダウンサイズ)
 昼ご飯を食べてからは日本政策金融公庫へ。

 今回の視察ツアーは、観光などの遊びの要素は一切無しのガチンコ視察です。ほとんど休憩する間もなく次から次に関係団体へ訪問してはレクチャーを受けるヘビーな視察です。

 ここでは、バンコク進出だけではなく東南アジア一円への日系企業の進出状況などもお聴きして、その際の金融の方法についてもお聴きしました。

 「百聞は一見に如かず。」と言いますが、まさに現地に来なければ分からないこの空気感。



 16時前に視察を終えて夕食までの1時間強の時間を近所にあった高級デパートのサヤーム・パラゴンへ出向いてブラブラと店内巡り。

 私はブランド品には興味が無いので、喫茶コーナーで5~6名の連れ合いとお茶。

 ここのある高級ブランド品の値付けは日本のそれより若干高いくらいだそうです。タイの一般の人には相当高い値付けになる筈ですが、タイ在住のとんでもない高所得層にとっては安いものらしく結構な賑わいでした。



 夕食は中華料理店でワイワイと楽しみました。

 中華料理は世界中どこに行っても似たような味で、比較的当たりと外れの差が少ない無難な料理です。瓶ビールが日本ほど冷えていないのがちょっと残念。



 20時頃には解散になりましたが、それから二次会、三次会へとなだれ込んでいく皆を背中にして、今晩もホテルに戻りました。

 早々と寝ようというつもりでしたが、結局同行のFさん、Kさんと部屋で飲むことになり、近所のコンビニで飲み物を調達して私の部屋でこういった海外進出企業へのサービス提供の話や、日本における会計事務所経営の今後のテーマなどをダラダラと喋り続け、結局日付が変わる前くらいに就寝になりました。



連日の講演

 今週始めの二日間は講演のダブルパンチ。

 月曜日は、10時から「経営改善計画策定支援事業の承認申請書の書き方研修」。うちの事務所でもこの経営改善計画策定支援事業に取り組んでいる案件が実際にあるのですが、私自身は承認申請書の作成はスタッフに任せてしまっていますから???

 って言う事で2時間のセミナーのうちの冒頭1時間で、この経営改善計画策定支援事業の位置付けや意味、さらに対象顧客の選定の方法について喋らせてもらいました。

 この秋に入ってからもいろいろなテーマで講演をさせてもらっていますが、いつも痛感するのはちょっと大変ではあるけれども一番勉強をさせてもらっているのは研修に参加した参加者ではなくて喋らせてもらっている講師だという事です。

 研修の事前準備をする事自体が大変ですし、大勢の参加者の前で喋るのはそれなりの心理的なストレスですが、誰に話す訳でも無く漫然と勉強している時と対象のテーマが自分の身に付く密度が全然違います。また、参加者の方からいろいろと質問が出てくるのを想定して事前準備をしていると、結構幅広い勉強が必要になって...。

 さらに講演当日の参加者の反応を見ていると、自分自身がしっかりと理解して噛み砕いて分かり易く話ができているのかが分かりますから、言わば講演の度にテストの採点をされているようなもので、気が抜けません。

 ありがたい事です。ちょっと大変だけど...。



 今日は昼過ぎから某地銀の支店で相続税の増税に備えた節税対策をメインテーマにして講演です。

 もう開業以来、いろいろなテーマでかなりの講演をこなしてきましたが、やっぱり話し始める前はいつも不安でオロオロ。ネガ小心者なのでしょうか? 何度話し込んだテーマでもこれは変わりません。

 講演直前に泰然自若とされている講師の方を見ていると「いいなあ。」と心の底で思ってしまいます。

 まあ、今日は今日とて頑張るぞ!
プロフィール

野垣 浩

Author:野垣 浩
 
 大阪府池田市で公認会計士・税理士事務所 を経営。税務や会計の切り口から中小零細企業の良きビジネスドクターたらんと頑張っています。

 28歳までスキーの世界で飯を食べていましたが、それから一転して公認会計士を目指し、36歳で独立して公認会計士・税理士の事務所を経営するようになりました。この世界では変わり種です。

 さすがにもうアメリカンットボールの試合に出場(高校時代は大阪代表になっていました。)することは無くなりましたが、週末には長距離ランイングやロードレーサーで周囲を走り回り、ロードレーサーやトライアスロン、フルマラソンの大会に出場しては惨敗を繰り返している元気な53歳です。

 守秘義務の関係で業務上の詳細は書けませんが、日常業務の折々の雑感やプライベートの出来事を書いていこうと思っています。

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