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百田尚樹氏の講演

 昨夕は百田尚樹さんの講演。

 「永遠の0(ゼロ)」や「海賊とよばれた男」を書いたベストセラー作家さんです。

 知らなかったのですが、探偵ナイトスクープをやったはったんですなあ。

 家にテレビが無いのであまりテレビの話をされてもさっぱり分かりませんが、見たことあります。いかにも関西発信の面白いテレビ。東京受けはどうかなあって思いますが。



 マシンガンの様に早口で喋りたくりはりましたが、いい講演会でした。

 活字を読んでいて何となくモヤモヤとした感じがあったのですが、話を聴いていて合点がいきました。百田さんはテレビの人だったんです!

 どこがどうとは言えませんが、作中の描写が映像的であり、場面の作り方がなんか今まで読んできた作家とちょっと違うなあって感じだったんですが、テレビで見せていく感じで書いてはるんやと思いました。

 最近売れてる作家にはみんなテレビの影響を多かれ少なかれ感じますが、話を聴いていてもまさにテレビでウケる壺をキッチリと押さえている感じです。

 大東亜戦争の敗戦という未曾有の国難を私たちの親の世代がいかなる頑張りで跳ね返して、奇跡の復興を果たしたのかということを一人一人の個別具体的な生き様として伝える義務を感じて書いているという事だったのですが、いい話だと思いました。

 とかく自信を失い、無気力になりがちな我々日本人ですが、こんなことでへこたれていていいのか? 昔の人はもっと大変な時に命を懸けて日本の復興を成し遂げたんだよというメッセージを強く感じました。



 講演が終わって隣の座っていたTさんも口にしていたので、それそれっと思った疑問を一つ。

 百田さんは日昇丸事件(日本人なら快哉を叫びたい事件ですよね。)の経緯の説明で、イギリス海軍の封鎖を潜り抜けてアバダンで石油を満載した日昇丸が、再びイギリス海軍の全面封鎖とその後の追跡を振り切って...という説明をしていましたが、船足の遅い(しかも石油を満載しているのですからスピードなんかでる筈もありません。)タンカーがイギリス海軍の追跡なんか振り切れる訳がありません(当たり前ですが最新鋭のレーダーも具備していますし、駆逐艦みたいに船足で勝負するような艦船もあったはずだと思います。)。

 そんな海軍ならどこと戦争をしてもお話にならないはずですよね。

 多分、イギリス海軍の封鎖を潜り抜けて、尚且つその後に追跡を振り切ったのは、イギリス側で拿捕もしくは砲撃を回避するという積極的な意思決定があったんだと思います。もちろんいの一番に出光さんの蛮勇そのものの決断が無ければその奇跡は引き出せなかったのですが、何がイギリスを踏み止まらせたのかという辺りに筆が及んでいたらもっと話が膨らんで(膨らみ過ぎて収拾がつかなくなるかもしれませんが。)面白かったんじゃあないかと思いました。

 岡目八目な話ですが...。



 講演後の質問時間にTさんも質問してみたかったそうですが、私もまったく同感でした。でもこんな質問をしたら百田さんの話の腰を折りそうで...。

 いずれにしてもこういった作品を作っていく際の視点、経緯や葛藤、直接会ってみなければ分からない雰囲気が窺い知れて本当に面白いひと時を過ごしました。 
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プロフィール

野垣 浩

Author:野垣 浩
 
 大阪府池田市で公認会計士・税理士事務所 を経営。税務や会計の切り口から中小零細企業の良きビジネスドクターたらんと頑張っています。

 28歳までスキーの世界で飯を食べていましたが、それから一転して公認会計士を目指し、36歳で独立して公認会計士・税理士の事務所を経営するようになりました。この世界では変わり種です。

 さすがにもうアメリカンットボールの試合に出場(高校時代は大阪代表になっていました。)することは無くなりましたが、週末には長距離ランイングやロードレーサーで周囲を走り回り、ロードレーサーやトライアスロン、フルマラソンの大会に出場しては惨敗を繰り返している元気な53歳です。

 守秘義務の関係で業務上の詳細は書けませんが、日常業務の折々の雑感やプライベートの出来事を書いていこうと思っています。

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