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これから仕事どうするの?

 昼から15年以上のつきあいになるブティック経営のお客さんのところにスタッフと訪問してきました。

 年齢も80歳を超えて、後継者もおらず、売り上げも全盛期に比べると雀の泪になってしまいましたが、仕事が自分の生き甲斐になっており、頑張っておられます。

 スタッフからの報告で廃業時期を悩まれているという事なんで、「どうしますか。」という相談をしに行ってきました。

 今の調子だと毎年損益的には僅かに利益が出るのですが、キャッシュベースでは僅かにショート。預金が徐々に減っていくような状況です。ただ仕事が生き甲斐、楽しみになっておられるので、幸いにも借入金が一切無い事もあって、ショートしていくキャッシュフローの金額が許容の範囲内に収まっているのならば自らの生き甲斐代金として考えて、気力、体力が続く範囲まで事業継続をされたらどうですかというのが当方の意見でした。

 お客さんも、わざわざ私が訪ねてくるというものだから、廃業を進められるのかと思い身構えておられるようでしたが、私の意見を聞いて我が意を得たりという感じでした。

 仕事を止めて自宅に居ても、ブティックを通じての知人関係しか無い為に時間を持て余しそうだし、グータラになってテレビだけ眺めて暮らすことになりそうな予感がするとのことですから、毎年事業継続の判断を見つめ直す作業は必要になるものの、頑張れる範囲で精一杯まで仕事を続けるという感じで相談はまとまりました。お客さんはちょっと嬉しそうでした。

 その後は雑談。

 全盛期の頃の色々なエピソード。息子夫婦の事。ご自身が心臓を患って店舗を長期間休業した当時の事(この時は既にうちの事務所が顧問をさせてもらっていました。)、ブ゙ティックの上得意のお客さんが痴呆になって掛け売りをする際に判断に迷う事が多くなったと言う愚痴。さらには上得意のお客さんが櫛の歯が抜け落ちるように無くなってきて悲しい気持ちになる事なんかをお聞きし、いちいちさもありなんと思いました。

 私たちの仕事はお客さんの悩みや迷い、或は愚痴なんかをしっかりと聴いて、場合によっては適切なアドバイスもして、お客さんの背中をそっと押してあげる事が重要なのかなと思っています。

 誰しも自らの仕事から下りる瞬間を迎えるのですが、その判断を自らでしなければならないのが事業経営者です。最後の判断を充分に満足のいく形でサポートをしていきたいものだと思います。
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プロフィール

野垣 浩

Author:野垣 浩
 
 大阪府池田市で公認会計士・税理士事務所 を経営。税務や会計の切り口から中小零細企業の良きビジネスドクターたらんと頑張っています。

 28歳までスキーの世界で飯を食べていましたが、それから一転して公認会計士を目指し、36歳で独立して公認会計士・税理士の事務所を経営するようになりました。この世界では変わり種です。

 さすがにもうアメリカンットボールの試合に出場(高校時代は大阪代表になっていました。)することは無くなりましたが、週末には長距離ランイングやロードレーサーで周囲を走り回り、ロードレーサーやトライアスロン、フルマラソンの大会に出場しては惨敗を繰り返している元気な53歳です。

 守秘義務の関係で業務上の詳細は書けませんが、日常業務の折々の雑感やプライベートの出来事を書いていこうと思っています。

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