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会社が危ない!

 昨日、某金融機関から依頼されて正常返済が続けていけない会社の社長さんと個別相談をして、何とか経営改善計画を作成して、会社の経営立て直しに持って行く算段をあれやこれやと...。

 いっつもこういう既存のお客さんではなくって、他の事務所が税務顧問をしていたお客さんが経営が危ないという話を持ち込んで来られた時に思うのですが、この顧問の会計事務所は何をしてたんだろうなあという素朴な疑問を感じます。

 もちろん税務や会計の顧問契約であって、経営コンサルではないので、そこまで踏み込んでいく必要が無いという理屈は理解できます。でも、日常的に作成している会計データが明らかに異常値を示し、このままそれを放置しておくと経営として重篤な結果を招いてしまうと予測される時は、それなりに警告を上げ、無い知恵を絞って予防措置を取っていくべく相談相手になるというのが人として自然な流れではないかなと思います。

 私たちのコンサル能力自体はたかだか知れたものですが、いろいろな会計データで問題点を分析して、その改善策を社長さんに考えてもらうという流れを作る事なら充分に実施可能です。会社の経営は、どこまでいっても社長が能動的に取り組まない限り絶対に好転しないのですが、そのきっかけ作り、判断材料の提供、事後の分析やさらなる改善策の検討を後押しできるのが、会計データを作り出している我々の役どころです。



 昨日も2~3時間、ドップリと相談の中に心がはまり込んでしまい、相談が終わる頃にはゲッソリでした。

 やっぱり、社長さんの追い込まれた気持ち、焦りの気持ちが、こちらにジワジワと伝わってきますし、だんだんと我が身を侵食していきますから、最後には社長の必死感をそっくりそのまま頂いたような心理状況に追い込まれます。まあ、それくらいの気持ちにならないと、作り上げた経営改善計画も迫力を持たないものになってしまうと思いますが。

 スポット的にこういった相談を受けさせてもらった場合には既存の会計事務所との関係に配慮しながら動くという事もあるので、より一層事を進めるのが難しくなります。任せるなら全部任せて下さいという事なんですが、なかなか現実はそうもいかず。
 


 とりあえず今後の方針を確定させたので、とりあえず既存の会計事務所に決めた方針の基での経営改善計画の作成を依頼してもらって、既存の会計事務所から「どうしてもそれができない。」という返事が返って来たなら、もう一度私の方に相談してもらうと悪いようにはしませんよという何だか面倒臭い台詞を残して帰ってきました。

 既存の会計事務所が請け負ってくれれば、現行の顧問料の範囲内で取り組んでくれるかもしれませんし、別途報酬を請求するにしても安目になる可能性があります。スポット的に私に依頼すると、スポットのためにどうしても既存の会計事務所よりも高目の報酬設定になりそうですから。
 
 
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プロフィール

野垣 浩

Author:野垣 浩
 
 大阪府池田市で公認会計士・税理士事務所 を経営。税務や会計の切り口から中小零細企業の良きビジネスドクターたらんと頑張っています。

 28歳までスキーの世界で飯を食べていましたが、それから一転して公認会計士を目指し、36歳で独立して公認会計士・税理士の事務所を経営するようになりました。この世界では変わり種です。

 さすがにもうアメリカンットボールの試合に出場(高校時代は大阪代表になっていました。)することは無くなりましたが、週末には長距離ランイングやロードレーサーで周囲を走り回り、ロードレーサーやトライアスロン、フルマラソンの大会に出場しては惨敗を繰り返している元気な53歳です。

 守秘義務の関係で業務上の詳細は書けませんが、日常業務の折々の雑感やプライベートの出来事を書いていこうと思っています。

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