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歳を取るという事

 私、現在55歳。

 まあジジイの入り口なんですが、歳を重ねてくるといろいろと「こういう事が歳を重ねる。」って事なんだなあと思う事があります。今日はまず、仕事関係で思う事を書いてみます。



 歳を取ると、若手(30~40歳代)の同業者の方の顔と名前が一致しなくなってきます。若い時は自分より下の世代はあまりおられなかったので、上の世代の先生ばっかり。ある程度スムーズに顔と名前が一致していたような気がしますが、最近は極端に物覚えが悪くなってきたような気が...。

 いろいろな所で講演をさせてもらった後の懇親会等で若手の先生とも親しく話をさせてもらうのですが、後で思い返してみると顔と名前が一致しない。「あれっ? あれだけ楽しく喋っていたのになあ。俺って何をしてたんかいなあ?」って感じです。まさに痴呆の世界に一歩一歩近付いて行っているような気がして怖い。

 後日、「こんにちわ。」と挨拶をされても、失礼な事に頭の中に何の引っ掛かりも無い状態の先生もおられて、本当に焦ります。相手さんがちゃんと私の事を覚えて下さっているのに、肝心の私の脳ミソに何のストックも無いってのは冷静に考えてみると失礼この上ないですもんね。



 また、仕事上の付き合いの関係が徐々に狭くなっていく気がします。昔から付き合いがある方々はより深く付き合いますから、そんな大きな問題はありませんが、そういった方々も社歴に応じて偉くなっていかれるので徐々に現場から離れていく事になります。仕事上で現場で手に入る情報を手に入れようとしても、どうしてもワンクッション入るようなもどかしさを感じたりして...。

 新たな繋がりももちろんできるのですが、若手の現役バリバリの方はこちらがそこそこ歳の行ったオッサンだと多少の遠慮をされるのか、人脈の広がり方のペースが落ちます。まあ、自分自身が発しているエネルギー量が漸減していることも関係しているんでしょうが。

 いろいろな懇親会に出席させてもらっても、良いのか悪いのか知りませんが、来賓が座るようなテーブルに座らされる事が多くなり(これが極めて座り心地が悪い席で、私は苦手です。)、昔のように勝手気儘に興味のある人を捕まえて話し込むことがしづらくなります。たまたま若手の先生と二人で電車の駅まで歩いて帰っている時に「ちょっと一杯行こうか?」なんて誘っても、最近の若い先生は「仕事が忙しくって...。」という理由でスルリと帰ってしまうケースもあって寂しい限りです(私は自分の仕事がどんなに忙しくっても家族が病気以外の理由で断ったことないんですがね。そう言えば最近でこそ二次会も行かないようになってきましたが、昔ならまるで義務のように行ってましたね。人の気質が変わったのか、私がとっつきにくく見えているのか...。)。特定の人と話をしている事が徐々に増えて、うっかりしていると気付けば交友関係が限定されてしまっているなんて事になりかねません。

 事務所の仕事を多方面に広げて行こうとしている身には、これは極めてマイナスですよね。



 また、仕事も細かい作業ができなくなってきます。そもそも老眼でパソコン上のエクセルシートなんて表示が細かくなると絶望感が先に立ってしまいます。見えるものがまともに見えないって事がこれほど実際の仕事に悪影響をもたらすものなのかとしみじみ思います。

 必然的に大局的見地に立った仕事にシフトしていかねばならないのですが、やっぱりここぞという仕事は自分の手で触りたいもんですよね。それが最近では若いスタッフに成り代わって作ってもらった資料をチェックしてあれやこれやとコメントして議論をまとめていくという手法を取らざるを得なくなってきました。昔ほどのスピード感は発揮できなくなってきているって事なんでしょうね。



 若かりし頃は、そこそこ年配になると信頼関係のある人たちが周りにたくさんいて、余裕で事務所を切り回しているように見えて羨ましいなあなんて思っていたのですが、自分が老齢に達してみると不安定さはあるものの勝手気儘に好き放題ができたあの頃が商売をしていて一番楽しかったんだなあ(辛かったとも言い変えれますが。)と思います。

 まさに横で見るのと実際に自分がなってみるのとは大違い。

 年配の良さと若手の良さは、それぞれ違った性質を帯びたものですが、自分は年配のカテゴリーに入っているのは疑いの無い事実です。年配の良さというものを最大限発揮して、楽しく実りある後半生を送っていかんとあかんと思います。
 
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プロフィール

野垣 浩

Author:野垣 浩
 
 大阪府池田市で公認会計士・税理士事務所 を経営。税務や会計の切り口から中小零細企業の良きビジネスドクターたらんと頑張っています。

 28歳までスキーの世界で飯を食べていましたが、それから一転して公認会計士を目指し、36歳で独立して公認会計士・税理士の事務所を経営するようになりました。この世界では変わり種です。

 さすがにもうアメリカンットボールの試合に出場(高校時代は大阪代表になっていました。)することは無くなりましたが、週末には長距離ランイングやロードレーサーで周囲を走り回り、ロードレーサーやトライアスロン、フルマラソンの大会に出場しては惨敗を繰り返している元気な53歳です。

 守秘義務の関係で業務上の詳細は書けませんが、日常業務の折々の雑感やプライベートの出来事を書いていこうと思っています。

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