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会計事務所の経営

 最近、世の中の変化が激しくなってきました。我々が属する会計業界も例外ではありません。

 業界の先輩は、バブル期以前だと開業して税理士事務所の看板を掛けてボーッとしていたら自動的にお客さんが増えたといった類の思い出話をされることがあります。当時の顧問料の水準も月額で比べると初任給と比して概ね2倍前後だったらしいので、30~40件のお客さんが確保できると左団扇だったなんて話を聞いたりもします。

 いずれも今は昔...っていう感じの話ばかりです。



 現在は我々のメインの顧客になる中小零細企業そのものがこの20年間で450万社から320万社程度に減少していることもあって、顧客が増える事務所は少数派になりました。また顧問料についても業界内でダンピングが横行し、適正金額を維持している事務所は少数派。つまり売上も利益率も極端に低下していく夢も希望も無い業界になってしまっています。

 お蔭で、この業界で働くことを希望する求職者も激減。

 えらいことになってます。



 ただ、それでも業界として悪いことばかりでもないような気がします。これだけ足元の状況が悪いと、ボンヤリと会計事務所の経営をしていることが許されず、自らの仕事をしっかりと見つめ直して、しっかりとした経営品質を確保してお客さんも自らの事務所も世間さんもいずれも三方良しの最適バランスを保つビジネスモデルを確立している事務所があちらこちらに出現しています。

 自らにできる事とできない事をはっきりと区別し、得意分野の能力を研ぎ澄ませ、組織を作り込み、経営的に筋肉質な会計事務所を作り上げている事務所。

 TKC全国会であれこれと動いているとそういった会計人に顔を会わせる機会に恵まれますが、幸せな話だなあと思います。事務所の経営について百万遍の書籍を読むより、そういった人の話を耳にする事の貴重さは勝るものだと思います。

 今週もそういった方々とお会いして、いろいろな話を聞かせて頂いて、たくさんの経営上のヒントを貰いました。そういった数々のヒントを自らの事務所経営にイコールコンディションで適用できるかと言うと、そう簡単な話でもありません。必ずうちの事務所の事情を斟酌してアレンジを求められるのですが、そういった気付きが有ると無いではその後の事務所経営に大きな差が生じることは想像に難くありません。

 業務品質を上げること、顧客を増やす工夫、スタッフの採用や教育の工夫...。数え上げると切りが無いほどの課題が眼前に広がっているのですが、そのそれぞれについていろいろなテキストが転がっているありがたさ。

 その時々の気付きをノートに書き留めていくのですが、随分と分厚いものになりました。分厚さに意味が有る訳ではないですが、なんとかこのアイデアをひとつでも多く具現化していかないといかんなあと考えると、道なお遠しという感が強いです。

  
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プロフィール

野垣 浩

Author:野垣 浩
 
 大阪府池田市で公認会計士・税理士事務所 を経営。税務や会計の切り口から中小零細企業の良きビジネスドクターたらんと頑張っています。

 28歳までスキーの世界で飯を食べていましたが、それから一転して公認会計士を目指し、36歳で独立して公認会計士・税理士の事務所を経営するようになりました。この世界では変わり種です。

 さすがにもうアメリカンットボールの試合に出場(高校時代は大阪代表になっていました。)することは無くなりましたが、週末には長距離ランイングやロードレーサーで周囲を走り回り、ロードレーサーやトライアスロン、フルマラソンの大会に出場しては惨敗を繰り返している元気な53歳です。

 守秘義務の関係で業務上の詳細は書けませんが、日常業務の折々の雑感やプライベートの出来事を書いていこうと思っています。

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